アクセス解析のデータ
アクセス解析ツールを利用すれば、自分のウェブページに関する様々なデータを取得することができ、ウェブサイトへのユーザーのアクセス状況を可視化することができます。
アクセス解析を上手に使う人々が共通して言うことは、アクセス解析を使用するときはその日々の変動に振り回されずに、全体的な動きを把握するようなイメージで使うほうがデータが有用に活用できるということです。
それでは具体的にアクセス解析ツールを使うことでどのようなデータが得られるのかについてお話します。
ページビュー
ページビューというのは、その日にページが表示された回数です。あくまでもページが表示された回数であるので、何人の人が訪れたのかなどについては知ることができません。この情報を知るには、訪問者数と訪問回数を見ます。
訪問者数
訪問者数とは、ウェブサイトを訪れた人数です。ページを表示した回数を無視して人数だけをカウントした数字になります。つまり、1人の人が何回ページを訪れても、訪問者数は1です。
訪問回数
訪問回数とは、1人の人がページに訪問した回数です。ある人が5回訪問すると訪問回数は5。別の人が7回訪問すればその人の訪問回数は7です。この合計がページビューになります。
月単位や日単位など、単位を変えて訪問回数を見ると、同じユーザーが2度と来ていない場合や、初回訪問から一週間ほどしてもう一度来た場合、一日に何度も見に来ている場合等、訪問者によってどのような訪問の仕方をしているのかを知ることができます。
アクセスのピーク
アクセス解析の結果を時間帯で見てみると、一日のうちどの時間帯にアクセスが集中しているかを見ることができます。
また、週間で表示させると、一週間のどの曜日に訪問者が多いかを知ることもできます。
月の前半、半ば、後半でも知ることができます。
これは、告知をするのに良いタイミングや、訪問者の生活環境を知ることなどに役立つでしょう。
リンク元
リンク元とは、ウェブページへ訪問して来た人が、どこのページに貼られているリンクを辿ってやってきたかという情報です。訪問者が自分のウェブページに来た切欠を知ることができます。
また、自サイト内でのリンク元情報を見ると、どのページからどのページへ移動しているのかなどを知ることも可能です。
足跡が途切れたところで、そのユーザーが自サイトからブラウザを閉じるか、別のウェブサイトへ移動するかして離脱したことを知ることができます。
キーワード
訪問者が検索サイトから訪れた場合、どの検索サイトでどのようなキーワードを検索してたどり付いたかを知ることができます。リンク元と同じように、訪問者が自サイトを見つけてくれた切欠を知ることに繋がります。
コンバージョン数
アクセス解析ツールを用いてコンバージョン数を調査することができます。
ネットショップ等では、ご注文確定ボタンの後に表示されるページなどが何回表示されたかを調べることで、単純に一日の売上数等を知ることができます。
これら全てを総合して見ることで、何曜日の何時頃に来た人が、何回目の訪問で、どのような経路をたどって自サイトにたどり着き、自サイト内をどのように見て回って、どのような買い物をしたか、などを知ることができます。
これによって、ある商品を購入したユーザーがどのようなものを好んで見ているか、などの統計を取ることも可能です。