スローロリスは、スローだけど凄いやつ

先日、とある動物番組でスローロリスという動物が特集されていました。
スローロリスは猿の仲間で、くりくりとした目が特徴的です。

その名につけられた「スロー」という言葉が表すように、その動きは非常にゆっくりとしています。
のんびりとした動きに可愛らしい目を持つその姿はゆるキャラのようですが、
実はスローロリスには凄い能力が隠されていたのです。

スローロリスは、昆虫をよく食べます。
動きの遅いスローロリスに素早い昆虫が捕まえられるのかという疑問を感じるかもしれません。
しかし、スローロリスはゆったりと動きながら苦も無く昆虫を手づかみで捕まえていきます。

何故か昆虫は逃げようともしません。
この理由は、スローロリスのゆっくりとした動きにありました。
昆虫は素早い動きをするものに対してはすぐに反応できますが、
ゆっくりと動くものに対しては反応が鈍ってしまうのだそうです。

スローロリスにとっては、ゆったりとした動きは狩りのための動きだったのです。
さらに、スローロリスが昆虫たちの視界が悪くなる夜間に昆虫狩りをすることも、
狩りの成功率を上げる一因となっています。

動きが遅い動物は、草や果物など動けないものを主食にするものだと思っていたので、
スローロリスの狩りには驚きでした。

人間から見ると、素早い昆虫を捕まえるためには、
自身も素早く動けるように進化すればよいと思ってしまいますが、
スローロリスは逆にゆっくりとした動きを極めることにより、
昆虫狩りのエキスパートになったところが面白いと思いました。
今回番組を見て、生き物の進化の不思議、面白さを改めて感じることができました。

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